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検体検査

一般検査

尿検査

定性検査試験紙で尿蛋白、尿糖、尿潜血反応などを検査します。
尿沈渣尿に含まれている有形成分を遠心機にかけて集め、顕微鏡で観察します。

便潜血検査

腸からの出血の有無を検査します。主に大腸がんのスクリーニング検査として用いられます。

生化学検査

腎機能、肝機能、電解質、脂質、血糖などを検査します。血液検査といわれ皆さんが思いつかれる検査の殆どがこの分野になります。血液検体を用いて検査をしていますが、化学的な方法で検査をおこなっているので、「生化学検査」と呼ばれています。

血液検査

赤血球や白血球などの計数をしたり、赤血球や白血球などの形態を顕微鏡で観察する検査です。抗血栓薬の効果判定をするためのトロンボテストも行なっています。

その他の検体検査

PSA(前立腺特異抗原)
~前立腺癌の腫瘍マーカー~

前立腺癌の早期発見に有効です。血液検体で検査をします。高値だと前立腺癌を疑いますが、高度の前立腺肥大症や前立腺炎の場合も高値を示すため、確定診断には直腸診や超音波検査、最終的には前立腺生検を行ないます。当院では採血をしてから約1時間で結果を報告します。

HbA1c
~糖尿病の血糖コントロールの指標~

現時点より1~1.5ヶ月の平均血糖値を反映してきます。

輸血検査

血液型検査

ABO式血液型、Rh式血液型の検査をおこないます。

不規則性抗体検査

輸血をする前に患者さんの血液中に溶血性副作用をおこす不規則性抗体が存在しないか検査します。
※不規則性抗体:ABO式以外の血液型に対する抗体のこと

交差適合試験

輸血をする血液と輸血を受けられる患者さん自身の血液との適合性を検査します。

自己血輸血

自分の血液を輸血することです。手術の数週間前に2~3回(1回200~400ml)採血を行い、
その血液を保存しておき、手術時に必要に応じて使用します。

メリット

・輸血による感染症の危険がないこと
・血液型の違い(ABO式やそれ以外)などによる副作用がないこと

デメリット

・自分の血液を数回に分けて採血し、保存してから輸血をするので、緊急の場合は適応にならない

適応にならない例

  • 貧血のある方
  • 重度の心疾患のある方
  • 細菌に感染している方や発熱をしている方