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下肢静脈瘤

2023年12月18日

下肢静脈瘤とは、足の静脈の弁が壊れてしまう血管の病気です。40歳以上の約半数が下肢静脈瘤になると言われています。下肢静脈瘤の症状としては「足がむくむ」、「足の血管がボコボコと浮き出てコブのようになっている」、「血管が目立つようになっている」、「足の色が変色している」、「皮膚炎をおこしている」などがあげられます。下肢静脈瘤はエコー検査により手術適応になるかどうか、すぐに診断が可能ですので、症状が気になられる方は一度ご受診ください。

下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤とは、脚の静脈の弁が壊れてしまう血管の病気です。40歳以上の約半数が下肢静脈瘤になるとも言われています。下肢静脈瘤の症状としては「下肢がむくむ」、「下肢の血管がボコボコと浮き出てコブのようになっている」、「血管が目立つようになっている」、「下肢の色が変色している」、「皮膚炎をおこしている」などがあげられます。下肢静脈瘤はエコー検査により手術適応になるかどうか、すぐに診断が可能ですので、症状が気になられる方は一度受診してください。

下肢静脈瘤の足

発症しやすい人

  • 女性
  • 高齢の方
  • 妊娠中や出産後の方
  • 立ち仕事の多い方
  • 力仕事をされている方
  • 親族に下肢静脈瘤の症状がある方

治療方法

保存的治療や、保険適用のレーザー治療などにより下肢静脈瘤の治療が可能です。レーザー治療は体に負担が少ない低侵襲治療です。下肢静脈瘤の症状を考慮して、最善の治療法を選択する形になります。

保存的治療

手術や薬以外の治療法が保存的治療です。下肢静脈瘤の症状をやわらげたり軽症例の進行を予防するために、生活習慣を改善したり、弾性(着圧)ストッキングを着用する方法があります。他の治療と異なり根本的な治療方法ではありません。

ストリッピング手術

ストリッピング手術は、逆流のある静脈の中に細い針金(ワイヤー)を入れてワイヤーごと静脈を抜き去る方法です。

レーザーによる治療(下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術)

下肢静脈瘤血管内レーザー焼灼術は、シミ取りなどのレーザー(シミの外からレーザーを当てる)と異なり、壊れた血管内にレーザーファイバーを挿入し、血管の内側を焼いて血管を閉塞させる方法です。手術部位に傷跡がほとんど残らず、術後の痛みや皮下出血が少ない、短期入院での手術(1泊~2泊)が可能である等の特徴があります。体に大きな負担をかけずに下肢静脈瘤の治療を行うことが可能です。