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病気について知る

閉塞性動脈硬化症

2023年12月18日

閉塞性動脈硬化症(ASO)は、四肢の血管の動脈硬化によって起こる病気です。動脈硬化が進むことで四肢の動脈が閉塞して血液の流れが悪くなり、足がしびれたり歩くのが困難になったりする等の症状が現れます。 放っておくと足が壊死に陥り、切断しなければならないという事態にいたってしまうこともあります。

閉塞性動脈硬化症とは

閉塞性動脈硬化症(ASO)は、四肢の血管の動脈硬化によって起こる病気です。動脈硬化が進むことで四肢の動脈が閉塞して血液の流れが悪くなり、足がしびれたり歩くのが困難になったりする等の症状が現れます。 放っておくとやがて血流がなくなって足が壊死に陥り、切断しなければならないという事態にいたってしまうこともあります。

予防策

動脈硬化の予防策としては、禁煙、適度な歩行、十分な水分摂取、足の保温などを心がけると良いでしょう。また、しびれや冷感はないか、脈の触れを確認するなど足の状態を観察することも重要です。

治療方法

治療が必要な場合は、薬物療法・カテーテル治療・手術といった方法があります。

カテーテルによる治療

足の血管が詰まりかけている部分や一部細くなっている場合に行います。完全に閉塞している場合はカテーテルによる治療が不可能なことが多いです。細い管(カテーテル)を血管内に挿入し病変の位置で風船を膨らませて拡げたり網目状の管(ステント)を使って拡げたままにします。患者さんの負担も少なく日帰りまたは一泊入院が可能です。

手術による治療

血管が完全に閉塞していてカテーテルを使用できない場合に行います。自分の足の静脈または人工血管でバイパス手術を行います。