外来受診

外科

概要

当院では、一般外科のほかに透析外科・血管外科を専門的に診療しております。
透析外科では、血液透析実施のために必要なバスキュラーアクセスの作成および維持、管理を行っています。またアクセス不全に対しては、可能な限り自己血管でのバスキュラーアクセス作成を行っていますが、困難症例では人工血管を用いた再建を行っています。
血管外科では、腹部、下肢領域の動脈、静脈性疾患に対する治療を行っています。対象疾患は、閉塞性動脈硬化症(ASO)、静脈瘤などです。下肢ASOに対しては、内服治療や運動理学療法(リハビリテーション)といった保存的な治療から、血管内治療(カテーテル治療)やバイパス手術といった血行再建治療まで幅広く行っています。また、静脈瘤に対しては症例に応じて2~3泊程度の入院での治療を行っています。

主な疾患

一般外科

打撲、火傷、切り傷、動物に咬まれた傷(咬傷)、できものなどを診療します。必要であれば切開・縫合・摘出の手術を行います。また、ヘルニア(脱腸)の治療にも対応しています。

透析外科

腎不全が進行して腎臓が十分な機能を果たせなくなると透析治療が必要になります。血液透析は、毎回体から大量の血液を脱血し、浄化した後に体内に返血することになります。しかし、もともと体内には透析が出来るほどの十分な血液を得られ、しかも長期間耐えられるような血管は存在しません。そこで、バスキュラーアクセスと呼ばれる血管の経路を設置する手術が必要になります。

閉塞性動脈硬化症などの血管外科

閉塞性動脈硬化症とは

閉塞性動脈硬化症(ASO)は、四肢の血管の動脈硬化によって起こる病気です。
動脈硬化が進むことで四肢の動脈が閉塞して血液の流れが悪くなり、足がしびれたり歩くのが困難になったりする等の症状が現れます。
放っておくとやがて血流がなくなって足が壊死に陥り、切断しなければならないという事態にいたってしまうこともあります。

予防策

動脈硬化の予防策としては、禁煙、適度な歩行、十分な水分摂取、足の保温などを心がけると良いでしょう。また、しびれや冷感はないか、脈の触れを確認するなど足の状態を観察することも重要です。

治療方法

治療が必要な場合は、薬物療法・カテーテル治療・手術といった方法があります。

薬物療法

血管を拡張させて足の血流を良くする薬を使います。血管が細くなり血液の流れが悪いと血栓ができやすくなります。そのため血栓を形成しづらくする抗凝固剤、抗血小板剤の投与を行います。

カテーテルによる治療

足の血管が詰まりかけている部分や一部細くなっている場合に行います。完全に閉塞している場合はカテーテルによる治療が不可能なことが多いです。細い管(カテーテル)を血管内に挿入し病変のところで風船をふくらませて拡げたり網目状の管(ステント)を使って拡げたままにします。患者さんの負担も少なく日帰りまたは1泊入院が可能です。

手術による治療

血管が完全に閉塞していてカテーテルを使用できない場合に行います。自分の足の静脈または人工血管でバイパス手術を行います。ほとんどの場合下半身のみの麻酔(腰椎麻酔)で手術が可能です。入院期間は約4日間です。

 

医師プロフィール

田中 和幸

Tanaka Kazuyuki

■ 診療科 … 外科 ■ 役職 … 外科部長
〈専門医・認定医〉
日本外科学会 認定医・専門医
日本脈管学会 脈管専門医